パニック障害の裏に潜む血糖値の秘密

最近、パニック障害と血糖値が関係しているのではないかと言われています。

血糖値がすべてのパニック障害の原因ではありませんが、血糖値の変動が体調や精神状態に影響を与えているのは間違いありません。

低血糖と不安感

低血糖(血糖値が急激に下がること)は、不安感やイライラの原因となることがあります。

脳は糖をエネルギー源として使用しており、血糖値が低くなると脳の正常な機能が妨げられることがあります。

これが不安感やパニックのような症状を引き起こす可能性があります。

食事と血糖値の影響

食事の内容や食べるタイミングが血糖値に影響を与えます。

急激な血糖値の上昇とその後の急激な下降は、不安感やイライラを引き起こすことがあります。

食事の食べる順番を心がけ、急激な血糖変動を避けることが大切です。

まず野菜、そしておかず、お肉やお魚、そして最後にご飯を食べることで急激な血糖値の上昇を抑えることができます。

ストレスと血糖値

ストレスは血糖値にも影響を与えます。

ストレスの状態では体はエネルギーを必要とし、特に甘い物を欲しがるようになります。

菓子パンやケーキ、アイスクリームなどです。

これにより血糖値が上昇します。

そうすると急激に上がった血糖値を下げようとインスリンが放出されます。

今度は急激に下がる血糖値。

下がった血糖値を上げようとノルアドレナリンなどの神経伝達物質が放出されるため、不安感などが出てきてしまいます。

また同時にアドレナリンも放出されるのでこれにより心拍数が増加し動悸などの症状に繋がっていきます。

実際あった血糖値によるパニック発作

私の気功整体院でも男性が満員電車に乗ると過呼吸になってしまう方がおられました。

仕事帰りにチョコレートを食べることが習慣になっていたんですね。

それにより血糖値が急上昇、それを下げようとアドレナリンが放出されるタイミングが満員電車に乗るタイミングだったようです。

仕事帰りに食べるチョコレートを血糖血を徐々に上げるナッツ類に変えてくださいと指導しました。

それによりその男性は満員電車に乗っても動悸が起こらなくなった。

そんな事例がありました。

もしあなたが甘いものが好きでよく動悸が起こるなら、ナッツや卵など血糖値がゆるやかに上がる食品にすることで動悸も落ち着くかもしれません。

日々、血糖値を意識して生活することでパニックの症状も楽になるかもしれません。

小坂先生

パニック発作に血糖値は少なからず関係しています。知っているだけでも予防になりますので知識として知っておいてくださいね。

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小坂 晋一
新宿区四谷の自律神経専門気功整体上氣元の院長。 10年前、当時としてはめずらしい自律神経専門の気功整体を設立。 パニック障害やうつ病、不眠症など自律神経の不調で悩まれている数多くのお客さまに喜ばれている。