自律神経の不調があるとなぜ熱中症になりやすいのか?

自律神経の不調が熱中症になりやすい理由はとは?

自律神経は体温調節に重要な役割を果たしています。

熱中症は体温の上昇が体内の熱調節機能を超えてしまい、体温が危険なレベルまで上昇する状態です。

交感神経と副交感神経は体温の調節をお互い協力しあって働きます。

交感神経は体温上昇時に活発になり、副交感神経は体温低下時に優位に働きます。

しかし自律神経のバランスが崩れると、交感神経と副交感神経の調節が正常に行われなくなります。

自律神経の不調によって交感神経が過剰に刺激されると血管が収縮し、体温の放熱が妨げられます。

また汗をかくことも困難になります。

これにより体内の熱を外部に逃がすことができず、体温が上昇しやすくなるんですね。

さらに自律神経の不調によって、副交感神経の活動が抑制されることもあります。

副交感神経は血管を拡張させ汗をかくことを促します。

そのため副交感神経の低下によって体温調節機能が低下し、熱中症になりやすくなります。

熱中症を予防するにはどうしたら良いのか?

熱中症を予防するためには以下のような対策を取ることがとても重要です。

  • 適切な水分摂取

適切な水分補給を行いましょう。

熱中症の予防のためには水分をこまめに摂ることが重要です。

特に暑い環境で運動や外出をする場合は、こまめに水分を取るようにしましょう。

  • 通気性の良い服装と日焼け止めの使用

薄着で通気性の良い服装を選び、帽子や日焼け止めなどで直接的な日光を遮ることも大切です。

これにより体温上昇を防ぎ、紫外線による皮膚のダメージも軽減できます。

  • 適度な休息と涼しい環境

暑い環境での活動は体温を上昇させますので、こまめに休息を取りましょう。

涼しい場所に移動したり、エアコンや扇風機を利用して体温を下げることも有効です。

  • 無理をしない運動量と時間帯の選択

特に炎天下での激しい運動は熱中症のリスクが高まるので、適度な運動量や時間帯を選ぶようにしましょう。

涼しい朝や夕方に運動するなど、適切な時間帯を選ぶことも重要です。

  • 塩分の摂取

発汗によって体内の塩分が失われるため、適度な塩分補給も必要です。

スポーツドリンクや塩分を含む食品を摂ることで、塩分のバランスを保ちましょう。

ただしスポーツドリンクの大量摂取には注意が必要です。

糖分がかなり入っているので運動をしない習慣の方の摂取は控えましょう。

代わりに精製されていないお塩を500ミリリットルの中に1~2グラムくらい入れてちょびちょび飲んでください。

これらの対策を実践することで熱中症のリスクを軽減することができます。

しかし、一番大事なのは個人の体調や環境に合わせた対策を適切に行うこと。

熱中症の症状が現れた場合はすぐに涼しい場所に移動し、医療機関の指示に従うようにしましょう。

自律神経の不調があると熱中症になりやすくなります。猛暑の時はできるだけ外出は控えましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT US
小坂 晋一
新宿区四谷の自律神経専門気功整体上氣元の院長。 10年前、当時としてはめずらしい自律神経専門の気功整体を設立。 パニック障害やうつ病、不眠症など自律神経の不調で悩まれている数多くのお客さまに喜ばれている。